私の恋2
案の定 横になっても私は何も喋れないまま。

古典の時間は
活用表のテストとかあったりして。



まぁ 交換したんだよ。
紙。
こう・・・チラッと見ながら。


でも こーちゃんも空いてるとこあったから
いいやって思った。

私はもちろん全然できてないんだけどさ。


そのときに
「さぶらふ」とか
頭の行をとって
サ行四段って書いてたんだよ。
だから
チラッて見た時にこーちゃんが こっちみてて
「これってさぁ・・・」
うん!?
なんですか!!?


「サ行・・・・?」

・・・・。
あ サ行ってかいてる。
私は笑顔でうんと頷く。
「これも?」
もう一つあったんかい!!!

うん うんっ

私はまた笑顔で
頷く。
こーちゃんは
ふーん。って感じで
また席に戻った。


ふぅーー。
ちょい緊張するな。



< 125 / 159 >

この作品をシェア

pagetop