私の恋2
3月1日。
卒業式の日。
帰り道に こーちゃんがホームに来ました。
多分 生徒会だったんだろうなぁ。


出会えてうれしかった。


でも その後
吹奏楽部の同じ学年の3人が来たとき
その中の一人が私を呼んだ。
「愛ー!」
手招きして私を呼ぶ。
・・・・?
私は 疑問におもいながら その子に近づいた。
すると・・・
「さっき愛の好きな人通りすぎたやんか。」



あぁ。
ハイ。
可愛かったですよネ☆


そしたら

「沙織がでっかい声で『なぁあれって愛の・・・』ってでかい声で言ってはったで!」



・・・ハイ?


「気をつけや!」


あ うん

「ありがとう・・・」

しか 言えなかった。


沙織が?
どして・・・?


因みに沙織は秋の元カノね。
もう あの二人も別れたから。




・・・・。

心配になって
その子にメールした。

「え。指さしてはった?」
みたいな。


そしたら
大声で あごで指してたって。
で 周りの人は 沙織を見てたって。
本人は走ってたから気づいてないかもだって。



ありがとう。
わざわざごめんな。


ってメールを送ったら

全然いいよ!


って返ってきた 本当いい子だよ。



でも・・・・
大きい声って・・・ねぇ?


オバサンじゃないだから。
声のボリューム
考えれば分かるのにねぇ?



お母さんに秋が
沙織と別れた事を話した。
(母はそういう話が好きである)

「まぁ、当然やな。とったら取られるわ。絶対自分に返ってくる。」との事。


私はあのとき 取られたのか・・・?
まぁ いいや。


私は こーちゃんが好きなんだから。




また一緒に遊びに行きたいな・・・


もう嫌かな?(笑)
< 138 / 159 >

この作品をシェア

pagetop