キミという存在。
「もうすぐ、文化祭だね‼」」
香がハイテンションで私に話しかける。
私達のクラスでは『お化け屋敷』をやる、それに向けて皆は準備を一生懸命やる。
「そーいやぁ和葉。」
香は何か思い出したかのように私に話しかける。
「何?」
「咲哉とはどこまで行ってんの?」
イキナリの香の発言に、思わず顔を真っ赤にしてしまった。
「何処までって、そんな関係じゃないしっ‼‼」
焦りながらも否定をする私。
「でも和葉達ホント良い感じだよぉww」
「そんなこと無いからっ;;‼ちょっとトイレ行ってくる‼」
そう言って私は香から逃げてトイレに駆け寄った。