キミという存在。
そして私はまた文化祭に向けての準備の仕事を再開した。
私はお化け屋敷の看板のペンキ塗りの担当だ。
私のほかに、咲哉と男子2人と転校生の黒瀬さんが色塗りの担当だ。
香のせいで少し咲哉に対して意識をしてしまうが、
看板を塗る時は真面目に取り組んだ。
口の中に溜まってる唾を飲み込んで慎重に色を塗る。
ぬってる途中にもうペンキが無くなった事にきずく。
「私ペンキ買って来るね」
そう言って私は教室から出て行った時、
「んじゃぁ俺も行く」
咲哉がそう言って立ちあがった。
えっ何で?
そう思ってしまい少しの間放心状態になった。
「おい、行くぞ」
そう言って私の頭を軽くたたく。
「あっ。うん。」
そう言って私は咲哉の隣で歩きながら買い出しに行った。