キミという存在。





「クラスの男子皆、嫌いじゃないけどタイプじゃないしなぁ~」
私は教室に溜まっている男子を見回した。


確かに、毎日喋ってる男子はいるが、恋に発展することなんて滅多に無い。
ほとんどの男子を男として見ず、女として見ていた。


「和葉ってホント理想が高いよねぇ」

「そういう香はどうなの?」

「えっ。何が?!」

「好きな人とかいるの??」

その時香は顔を真っ赤にした。
その様子から見ると、
香には好きな人がいることがすぐに分った。





< 8 / 94 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop