キミという存在。

Night Dance




それからかなりの時間が経ち、辺りは薄暗くなった。
『えー。一時間後にNight Danceが開催されます。
皆様身だしなみはもう大丈夫ですか?』


校内に生徒会長の声がスピーカーから聞こえた。
その声を聞いて女子達は猛ダッシュで更衣室へ行った。
そして着替えをして皆がメイクをし始める。


男子達もカッコイイ私服を持参して、髪の毛のセットに命を賭けていた。
ネックレスを付けたり、良い香水をかけていた。


私はそんな光景をただ漠然として見る。
そして、私の隣にいる香も一生懸命メイクをしている。



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