球児の彼女

『華蓮、今日一緒帰ろうぜ』

祐ちゃん…。
ごめんなさい。

今日はひとりでいたい

『…祐ちゃん』
ごめんね
『…?どした、華蓮?体調ー悪いんか?』

違うの…
怖いんだ。祐ちゃんが私から離れてくこと考えたら。
『う、ううん大丈夫だよ?今日は…そ、そう。よ、用事があったからね』

今できる精一杯の笑顔を作った。

『か…れん?』

『ばいばい』

『お、おい』

私は走った。後ろを見たくなかった。今思えば、
私って


祐ちゃんに甘えすぎてたのかな?
< 17 / 40 >

この作品をシェア

pagetop