球児の彼女
『華蓮、今日一緒帰ろうぜ』
祐ちゃん…。
ごめんなさい。
今日はひとりでいたい
『…祐ちゃん』
ごめんね
『…?どした、華蓮?体調ー悪いんか?』
違うの…
怖いんだ。祐ちゃんが私から離れてくこと考えたら。
『う、ううん大丈夫だよ?今日は…そ、そう。よ、用事があったからね』
今できる精一杯の笑顔を作った。
『か…れん?』
『ばいばい』
『お、おい』
私は走った。後ろを見たくなかった。今思えば、
私って
祐ちゃんに甘えすぎてたのかな?