球児の彼女
_次の日
『は?あんたバカじゃないのぉー?』
私は紗耶にすべてはなした。
祐ちゃんを狙われていること…
昨日逃げたこと…
紗耶…ごめん。幸せいっぱいの時に
でも誰かに話さないと体が持たないんだよねっ…。
『あんた達カップルがあんな奴らに崩されるわけないじゃんか!!』
そうだよね。
そうだって信じたいよ?
『おはよー♪愛しの華蓮』
…っ゛
周りから嫌な視線が感じる。
『わ、私今日頭痛いから保健室行ってくる』
『なんなら、俺が…ぉ』
『大丈夫!!』
『なんで?』
『ひとりで保健室くらい行けるって…』
『だ、だよなぁ』
祐ちゃん…。
作り笑いバレバレだよ。
ごめんね?
気持ちが落ち着くまでは距離おいとかなきゃ。
私は心にそう誓った