球児の彼女

『あ、あっそ!!』

あせってんのバレバレだし。
『あっ。』
教室に入ろうとした亜奈ちゃんが私と祐輔の前に来た。

『何?また文句?』

祐輔。冷たくね?
そんくらい華蓮が好きなんだね//
『ち//っ、違うの!!このことは愁桂には言わないで』

少し泣き顔な亜奈ちゃん。

『じゃあ、口止めで華蓮の文句もういうんじゃねぇぞ♪』

許すんだ・・・。

華蓮、あんたは本当に幸せもんだよー・・・。

『・・・。うらやましいぃ』

私はやっぱ身内の恋愛を見るのが好きなのかな?

『誰が?』
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