朝が待てなくて

「何が?」



「わ、わたしは樹のこと好きだよ?
人としても好きだけど、男の人として大好きだよ?

そんな…子供じゃないもん。
あーゆーことだって、でっ、出来るもんっ」



すごーい恥ずかしいことを言った。


しかも、今、告ったよね、わたし――




口を半開きにしたままフリーズしている樹が目に入ったけれど


もう顔とか見れなくて…


下を向いてじっとしていた。





う、自滅。


何言っちゃってんだろ?


な、泣きそうだ。


せめてそれだけは避けたい。


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