朝が待てなくて
「んじゃあ、つきあっちゃうか? 俺達」
へっ?
顔を上げると、樹がちょっとだけ笑ってこっちを見ていた。
しかも、んじゃあ、って…
「じょ、冗談?」
「にしてもいいよ」
「し…なくてもいいの?」
「うん」
「どっちでもいいの?」
「うん、まぁ…」
「えっ?」
「あ、いや、そういうわけじゃないけど」
って彼は何だか気まずそうな顔をした。
ど、ど、どっちでもいいとか…
「お前が決めたほうがいいかなって思うし」
何だ、それ?