朝が待てなくて
「じゃあ、つきあう!」
じゃあカレーライス! みたいな感じでわたしは言った。
納得いかないし、ムードもへったくれもないけれど、振られるよりはずっといい。
とりあえず飛びつくことにする。
だって、つきあえるん…だよね?
「あー…じゃあ、そーゆーことでいくか」
樹はわたしの目を見て、やっぱちょっとだけ笑った。
なんか微妙……。
いや、考えまい。
このまま持ち帰って、サホリンに訊こう。
こういう展開もありなのかも知れない。
いや、ないか…。