朝が待てなくて

「じゃ、いつ休む?」


「えーと、そーだな…。しばらくは予定入れちゃってるから来月だな。おっ、7月は真琴の誕生日だし、久々に二人でどっか遊びに行くか」


「…行かないよ」


「えっ?」


「どこにも行かないで樹が家でゴロゴロしてるのを見とく」


「え―…」


「とにかく樹にはゆっくり休養して欲しいもん。それと…来月は誕生日だけど今月は1周年記念だよ」


ジャーン! という感じで言ってみた。




「え、俺達?」


「うん。つきあって丸1年」


へー、と彼は少し感慨深げな顔。


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