朝が待てなくて
「バーカ、不健全なこと言うな。いい天気だし外のが絶対気持ちいーから」
なんて樹は笑った。
あんな不健全な本を買う人に「不健全」とか言われたくない…!
トラックのドアを開けっぱにして、もう樹は車止めのコンクリの上に腰を下ろし、わたしが行くのを待っている。…チェ
仕方がないのでコンビニの袋をぶら下げてトラックを降りると…
空はすっかり明るくて
朝の空気は
うん! ホントに気持ち良かった。
梅雨の時期、昼間はじっとりと蒸し暑い日が続いているけど、早朝はまだこんなにすがすがしいんだね。
樹の横に座り、パンとカフェオレを分けっこする。
「いただきまーす」
なんて樹は隣でやっている。