朝が待てなくて
そして一年…
とか何とか言っちゃって
そのあと樹が姿を見せたのは、年を越して、なんと私立の入試の前々日のことだった。
2月だからね…! どんだけ待たせる?
《受験日いつ?》
って1週間ほど前に樹からメールが来て、一発目の私立の受験日と、3月にある本命の公立高校の入試の日程を教えといた。
それで
あさってが本番っていう日――
深夜、勉強をしていると携帯が光った。
ひゃ、空色…!?
《今、郵便受けにお守り入れといたから^^
福岡にある学問の神様の神社で買ったやつだから、ご利益あるぞ》
ええ―――っ、今ぁ!?