朝が待てなくて

「そーだよ」


それから子ども扱いして部屋へ連れて行ってくれないからだよ。


元カノのことで頭がいっぱいになってるからだよ。




口をつむんで、ただズンズンと歩いていく。




樹が気を遣っていろいろ話をふってくれたけど、わたしは不機嫌なまま「うん」とか「ううん」とか、短い返事しかしなかった。


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