朝が待てなくて
「2週間とか3週間も会えなくって、それがどんだけ淋しいか、どんだけガマンしてるのか……、わかってくれてないの? それも全部わたしのためだって言うの?」
じわっと、涙が浮かんできた。
「借金のことはわかんないけど、前みたいに毎週会えるほうが、ずっとずっとよかった……!」
そう言ったとき、ちょうどトラックがわたしんちの前に着いた。
ブレーキをかけてこっちを向いた樹は、やっぱりまだ怒った顔で、わたしをにらみつけている。
「俺は、お前が……っ」
初めて聞く怒鳴り声。
「わたしのせいにしないで」
そう言い捨てると、わたしは逃げるようにトラックを降りた。
もうヤダ、こんなの……!