朝が待てなくて

昼からの授業中に文面を考えて

休み時間に何度も書き直して


意地っ張りなわたしが、精いっぱい素直な気持ちをつづった。



ピッと送信して、あとは返信を待つ。




だけど放課後になっても
部活が終わっても


樹からの返信はなかった。



家に帰っても

夜になっても





ケータイの空色のライトは、光らなかったよ……。



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