朝が待てなくて
三ヶ月後
あの日――
上野真琴、という名前を樹の携帯電話に登録したとき
これがわたしだって、彼はちゃんとわかるのかなぁって不安だった。
日が経ってしまうと『誰だっけ?』って消されてしまう気がして、2、3日してお礼のメールをしたのをよく覚えている。
翌日すぐにでも送りたかったんだけど、簡単な文面を何度も読み返しては打ち直して
それでももったいなくて
なかなか送信出来なくて…
というのは、メールは月1くらいに自重しようと思っていたから。
ホントは毎日でもしたいんだけど、ウザがられたくなくてそう決めた。
月が変わると1回メール入れて、あとは何か報告したいことがあったらする。