黒ノ守り神
春斗と別れた後、冬也はとある部屋へと向かっていた。
目当ての部屋まで来ると、「俺だ。入るぞ。」
そう言って入ろうとすると、部屋の中から声が聞こえた。
「最近の地球では、オレオレ詐欺が流行ってるからな〜。」
「……何ほざいてんだよ。親父……」
冬也は、呆れながらも部屋へ入ると、襖に背を向けながら座る男の姿があった。この男こそ、黒神という巨大な組織をまとめている、局長の黒神空牙、四季官の父親である。
「あんれ?冬也くん、まだ入っていいって言ってないんだけどなぁ〜?」
「知るか、そんなもん」
空牙は、ケラケラど笑いながら冬也の方を向く。
「で?会議の方は、どうだった?」
「……さすが緑川。呆れるほどに自信たっぷりで自分たちだけで白神の所へ行くんだとさ。」
冬也はため息をすると、空牙は、笑い始めた。
「そうかそうか!さすがは、緑川一族だな。馬鹿は、死んでも治らないから、行かせたらどうだ?」
「もちろん行かせるさ。だが、一応俺達四季官も行く。……お偉方達も逝くそうだからな」
「おーい、行くが間違ってんぞー」
またまた空牙は、笑ったが、次の笑みは、とてつもなく冷たい笑みだった。
目当ての部屋まで来ると、「俺だ。入るぞ。」
そう言って入ろうとすると、部屋の中から声が聞こえた。
「最近の地球では、オレオレ詐欺が流行ってるからな〜。」
「……何ほざいてんだよ。親父……」
冬也は、呆れながらも部屋へ入ると、襖に背を向けながら座る男の姿があった。この男こそ、黒神という巨大な組織をまとめている、局長の黒神空牙、四季官の父親である。
「あんれ?冬也くん、まだ入っていいって言ってないんだけどなぁ〜?」
「知るか、そんなもん」
空牙は、ケラケラど笑いながら冬也の方を向く。
「で?会議の方は、どうだった?」
「……さすが緑川。呆れるほどに自信たっぷりで自分たちだけで白神の所へ行くんだとさ。」
冬也はため息をすると、空牙は、笑い始めた。
「そうかそうか!さすがは、緑川一族だな。馬鹿は、死んでも治らないから、行かせたらどうだ?」
「もちろん行かせるさ。だが、一応俺達四季官も行く。……お偉方達も逝くそうだからな」
「おーい、行くが間違ってんぞー」
またまた空牙は、笑ったが、次の笑みは、とてつもなく冷たい笑みだった。