斜め後ろ、





「落ち込むなって」




「は?」




べしん、とあたしの
背中を叩く手を
払いのけながら睨む




あたしの斜め後ろの
席でニカニカと
器用に椅子の上であぐらをかく
道人にあたしは毎日
イライラしぱなっしだ




何でこんな奴に
あたしの好きな人が
分かるだか、不思議




まあ、あんな奴に
教えるなんて絶対ヤだから
口が裂けても陽太が
好きなんていわないけどね、




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