シュートにかけた恋
潤はオチビちゃん発言に
顔を真っ赤にしていた。
頭に来た潤は男に対して
言い返してやった
「どこを見てオチビなんて言ってるんですか??
どう見てもデカいと思いますが違ってますか??
それにこの屋上は私の居場所だからとらないでもらえますか??」
潤は自分がいつもの冷静さを失っているのに気付いてまたため息をついた。
男が潤の様子を見て
「ごめんごめん。からかうつもりはなかったんだ。ただオチビっていうのが癖って言うか、妹が高校生くらいでいつも呼んでるから。オチビは君の前では禁句だね。
あっ!自己紹介まだでしたね。
俺は、山岡竜也(やまおかたつや)年は22歳で大学4年でサークルのバスケットボールでキャプテンしてます。よろしくね。君の名前教えてもらっていい?」

潤はなんで自己紹介せる必要があるのか考えたが相手が自己紹介してきたので仕方なく答えた。
「私は、藤島潤高3です。」

竜也は笑っていた。
潤はまた顔が赤くなり
「笑わないでください。」と 言い残し屋上から去って行った。

竜也はさっきのぶっきらぼうに自己紹介をした潤を思い出してまた笑っていた。
「潤か。可愛い名前してる。
でもあいつの目、俺を見て話しててもどこか遠くしか見てなかったけど。まぁ気のせいかもな。」
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