アライブ2
『うふふふ』
不敵な笑みを浮かべながら、静かに笑っているのは俺の隣に座っている黒髪の長髪の女。
『何がおかしい?』
その不敵な笑みを浮かべる黒髪の長髪の女に対して、言葉を投げかけたのは俺の目の前に座る金髪の男。
『別に…』
黒髪の長髪の女は素っ気なく答えた。
『ああ?』
金髪の男は黒髪の長髪の女の態度にキレて、座席から立ち上がり手錠をかけられている右手で、黒髪の長髪の女の胸倉を掴んだ。
『放せよ』
胸倉を捕まれた黒髪の長髪の女は、金髪の男を睨みながら告げた。
『このアマ…』
金髪の男は睨みつける黒髪の長髪の女を、手錠をかけられている左の手の甲で殴った。