孤独な花と孤高の王子
突然の誘いにびっくりした私は、慌てて口を開いた。
「え?で、でも明日土曜ですよ?私なんかより他の人と出かけた方が」
『…まだわかんない?まぁいいや。明日は何時頃病院行くんだ?』
「明日は10時には行くつもりでしたけど、…また明日も付き合ってくれるんですか?」
私がそう聞くと、篠宮さんはじれったそうに返事をして電話を切るのだった。
………さっきのって、デートの誘いだったりする…?