心の中にはいつもキミがいた




「噂、信じてんの?バカじゃねぇの」





なんて。





冷たく言ってしまった。





何か言ってよ。



黙り込むなよ。







俺はただ、キミのうつむく顔をじっと見つめていた。




次に話せるのは、また当分先だろうから。






「・・・・・・ごめん」




俺は、とりあえず謝った。





「じゃーねっ!!」




キミは目を合わせずに、クルっと逆を向いた。





そして、小走りに・・・・・・



俺から逃げた。








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