心の中にはいつもキミがいた
らっきょう、梅干し・・・・・・と来て、今度は何にしよう。
キミとの時間は、今日で最後になるのだろうか。
俺は、2組の教室でキミを待つ。
キミと梅干しを。
バスケ部の練習をさっき少し覗いた。
男子バスケ部の友達と話をしながら。
キミは、汗をいっぱいかいて、必死でボールを追っていた。
俺の知っているキミじゃなかった。
熱い目をして、ひたすらボールを追っていた。
笑顔なんてそこにはなくて。
シュートが決まっても、キミはまたボールを追う。
サッカーよりも狭い空間で行われるバスケ。
授業でしかやったことがないけど、俺が思っていたよりもずっと激しいスポーツだ。
キミは、輝いていた。
本当に。
かっこよかった。