心の中にはいつもキミがいた




「もう最後っぽいな」




「そうだな」






最後の花火があがった。




俺は、無意識にキミを見つめていた。







そして・・・・・・


キミも、俺を見つめていた。







目が合った。






誰もが、花火を見つめているその瞬間に、俺達は見つめ合っていた。









好きだよ。



キミが。





“さきちゃん大好き”





昔と気持ちは変わらないよ。



本当に、大好きだ。





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