心の中にはいつもキミがいた
約束
教室の机の上に寝転んだ。
やってくる。
俺の彼女が。
「遅くなっちゃった!!」
「遅いよ、紗希」
キミは、すっかり彼女らしくなって。
俺の寝ている机のそばまで来てくれた。
「お疲れ!」
ポケットから冷たいジュースを出して、俺のおでこに当てた。
ジュースよりも・・・・・・
キミが欲しい。
俺はキミの手を握り・・・・・・
「そうちゃん??」
「キス、していい?」
「昨日もしたのに」
「今日もしたい」
「いいよ」
初めて、合意のもと、キスをした。
残り少ないキミとの学校生活。
きっと最高の時間になるだろう。