心の中にはいつもキミがいた
キミが、俺のことを好きだと言ってくれたのは幼稚園の頃。
それは、きっと恋じゃない。
でも、俺の気持ちは恋なんだ。
早い段階で、俺は自分の気持ちが恋だってことに気付いた。
だから・・・・・・
避けたんだ。
周りの男子が子供に見えた。
俺は、真剣にキミと結婚したいと思ったし、キミを独占したいとも思った。
4年生のバレンタインが最後だった。
キミが俺にくれたチョコレート。
「義理だからね」
そんな風に言ったキミに
「もういらねーって言ってんのに」
と冷たい言葉を浴びせた。
本当に義理だったのかどうか、今となってはもうどうでもいいこと。
俺は嫌われちまったんだ。
きっとね。