REKKA~深紅の反乱
おまけに、烈花の好みのツボである、若干ハスキーがかった感じ。

完全に、その声に、烈花は脳みそを蕩かされかけていた。

けれど、次の発言がいけなかった。

「俺の、花嫁になるんだ」

それでも、思わず、こっくり頷きそうになった。

危ないところでハッと我に返ったけれど。

「って、一体どういうこと!?」

「どういうこと?」

彼はニンマリ微笑んだ。

「こういうことだ」


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