REKKA~深紅の反乱
それも、二人の頭の中に直接響いてくる。

「何!?」
「何だ!?」

烈花と渚は同じように中空を見上げて叫んだ。

『おまえは…ライバルだな、よし一緒にこい』

渚の体が崩れた。

「なぎ・・・」

そばによろうとした烈花の頭の中がぐらりとした。

『おいで』

声が優しく誘う。

烈花も崩れおちた。

崩れた先に地面はなかった。

烈花も渚も、意識を無くして、地面の下へ落ちて行った。



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