-短編- 極上の甘さを
「ちょっ…!! 零斗、何やってんの!?」
零斗は上半身裸になり、あたしにゆっくりと歩み寄る。
鍛え上げられた体が、零斗が“男”だという事を改めてあたしに実感させてくれた。
さっきとは全く違う色っぽい雰囲気にドキドキするあたし。
…どうしよう…
大人っぽくて…
顔もまともに見ていられない。
「何…って、着替えてるだけだけど?」
零斗はそう余裕たっぷりに妖しい笑みをあたしに向け、あたしをジリジリと壁に追い詰める。