-短編- 極上の甘さを



…ヤバいヤバい。



絶対バレないようにしなきゃ…



「ところで、零斗さんの好きなタイプってありますか?」



司会者が突然零斗に話を振った。



それに気付いたあたしは、内心ドキドキ。



「そうですね~…」



零斗は一瞬考え、あたしの方をチラッと見た。



「いつでもそばにいてくれて、気の利いている女の子…かな」


「気が利いている、とは例えば?」


「例えば、ライブの後にタオルを手渡してくれたり…」



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