ラフ
なんか、ふわふわする。

程よく酔いが回ってきたのか、なんだか気持ちよくなってきた。
置いてあった時計を見ると、時刻はすでに3時を回っていた。

「あー、もうこんな時間?寝る時間だー」

時間を認識した瞬間、一気に眠気に襲われた。

「奈緒?眠いの?」

いつの間にか、呼び捨てになっていた。だが、そんなことはどうでもいい。まぶたが重くて、目が完全に閉じないようにするので精一杯だ。

「んー・・・・」

とろんとした目をする。

「眠いー・・・・」

目をこすりながら少しふらふら揺れる。

「奈緒、どうする?寝る?」

「んー・・・・」

ふわふわが心地いい。
頭が正常に回らない。

「寝るー」

そのまま倒れこもうとした奈緒を、泉が支えた。

「奈緒、ここでこのまま寝たら風邪ひく」

泉に肩を抱かれて、ベッドの置いてある寝室へ連れて行かれる。

「着替えられる?」

「んー・・・・」

泉にパジャマを渡される。無意識でそれを受け取った。
睡魔が今までにないくらいに襲いかかってくる。


ねむ。。。


スーツのボタンをはずし、着替えを始める。座っているのがやっとの状態だったが、何とか着替えを終えた。

「泉、おやすみぃ・・・・」

それだけ言うと、私はそのまま、深い眠りについた。

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