騎龍 ~あなたを守る一匹の竜になる~
――――――。
「よしっ!これでOK!!」
そう言い凌の待っているリビングに向かった。
「おー!直也君、今日も制服姿カッコいいね~!!」
(お前はババアか(笑))
俺が心の中で凌を突っ込んでいるとキッチンから母さんが出てきた。
「今日朝ごはんはどうするの?」
(そういえば朝ごはん食べていない・・・)
「少し食べる・・・」
「じゃあ俺も食べる!!今日朝ごはん食べてないんだ~(笑))」
(何で俺ん家に来る前に食べてこなかったんだよ!!)
「わかったわ!じゃあ直也と凌君の分を用意すればいいのね!!」
「・・・。」
「はい!お願いします!!」
俺が返事をしなかったからか知らないが、凌が答えた。
(何で凌が答えてんだよ!!)
また心の中で突っ込んでいると、次は凌が口を開いた。
「なぁ直也・・・」
「なんだよ・・・」
「前から思ってたんだけど、お前の母さん綺麗だな」
(ハァ!?人の母さんが綺麗ってどんだけ目がおかしいんだよ(笑))