騎龍 ~あなたを守る一匹の竜になる~

「カッコいいに決まってるじゃない!!神山 直也と言えばこの地域で3本の指に入る容姿の良さ!!」
(すごい情報持ってるんだね、優は・・・)
「しかも、同じ年なのにケンカは高校で1位になってる!!」
(へ~美輝も知ってるんだ)
「それに、頭は良くて全国模試なんと13位!!」
(なんだ13位か・・・)
「それなら私の全国模試の方がいいよ!だって8位だもん!!」
そう、私は前回の全国模試で8位だった。
(すごいでしょー!)
だけど、美輝と優はそんな私にこう言った。
「「由良は黙ってて!」」
「・・・。」
(・・・怖っ!)
「とにかく、由良はもともと頭が良すぎるんだよ!」
「そうじゃ、そうじゃ!・・・テストも1位だし・・・」
(テストって関係あんの?!)
「はい、はい・・・もうどーでもいいよ・・・」
私は適当に返事をして、まだぐだぐだ
言っている2人の話を聞きながら目的地に歩いて行った。



<直也>

「・・・い」
(なんだ?)
「・・・おい」
(・・・誰か呼ばれてんな・・・)
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