騎龍 ~あなたを守る一匹の竜になる~
「なあ直也・・・」
「あぁ!?」
「怒るなよ・・・」
(今の怒ってたか??)
「怒ってねえよ・・・」
「ならいいんだけどさ!!それより、お前好きな奴いるのか??」
「ハァ!?」
(何で今聞くんだよ!!)
そう俺が聞く前に凌が答えた。
「いや・・・直也モテるのに誰とも付き合ってないから・・・」
(ああ、なるほどね・・・)
「って、あれが理由になるか?」
自分が思ったことに突っ込みをした俺の声が無意識に出ていて凌に聞いたようになった。
すると凌はそれに答えた。
「なるんだよ!!」
(なるんだ・・・)
俺がそう思っていると、凌尾が再び質問をしてきた。
「さっきも聞いたんだけど、直也は好きな奴いるのか??」
(・・・話が戻った)
「・・・。」
俺が黙っていると凌が切れた。
「おい、直也・・・好きな奴ぐれぇちゃっちゃと言えや!!!」
「何でお前に言わなきゃいけねえんだよ!!」
俺がそういうと凌がにやにやしながら俺を見ていた。
(・・・ハッ!!これは凌の罠だ・・・)
すると俺の予想道理、凌が突っかかってきた。
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