騎龍 ~あなたを守る一匹の竜になる~
「う~ん・・・。最後に約50人残していて、A陣が入ってから10分たったら全員で入ってくれるか?」
「了解!こんな感じのことは私に任せてね!」
「ありがとな優」
私がお礼を言うと優はにっこりとして部屋を出て行った。

「ねぇ由良?今日もケガしないでね?」
(ん?誰だこの声??)
そう思いながら声がした方向を見た。
するとそこには私の幼いころからの親友、石原 伽奈が居た。
伽奈は紅桜にプチ所属している。
プチ所属というのは、ケンカはしないけど倉庫に来てみんなの物を綺麗にしたり倉庫内を掃除したり、紅桜の連中らの体調管理してくれる子だ。
まぁ簡単に言うとマネージャーみたいな存在だ。
「あぁ、伽奈か。・・・私がケガすると思う??」
「・・・思わないけど」
「じゃあ大丈夫だよ!」
「・・・でも、心配じゃん!!」
(まぁそっか。)
「でも私は心配してくれるより応援してくれとったほうがいいなぁ・・・」
私がそう言うと伽奈がにっこりと笑って
「そうだね!」
と言った。
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