騎龍 ~あなたを守る一匹の竜になる~
「伽奈?」
「何?何か私にもできる事があったの??」
「おう!伽奈はケガして帰ってきた奴の手当てをしてくれないか?」
すると伽奈は嬉しそうな顔をして私に話しかけてきた。
「ありがとう!私にもできる事があってよかった~」
(伽奈は何もしなくていいのに・・・)
そう思っていると
「おい由良、何か話でもあるのか??」
と言いながら美輝が部屋に入ってきた。
すると伽奈は
「救急箱の準備してくるね!!」
と言い、美輝と入れ替えに部屋を出て行った。

「美輝・・・もう突っ込めれる準備はできてるか?」
そう私が聞くと、美輝は「あたり前じゃ!!」と言い拳を前に出した。
「そうか・・・じゃあ後3分後に流花に突っ込んでくれ」
「いきなりじゃな・・・まぁ準備はできてるからいけるけど・・・」
そこまで言うと美輝は言葉を詰まらした。
(何か問題あるのか??)
そう思っていると美輝は表情を変えて明るく一言言って出て行った。
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