騎龍 ~あなたを守る一匹の竜になる~
そう思い隣に居る凌を見てみると、凌もビビッテいて言葉を見失っていた。
そんな凌に俺は声をかけてみた
「なぁ凌?」
「・・・何だ??」
「今日は、告白無理じゃねーか?」
(そうだ!今日は無理だろ!!)
俺がそう思っていると凌が不思議そうに俺を見た。
「・・・??」
「直也、お前逃げるのか?」
(・・・!!)
「逃げねーよ!!」
(あ、ヤベ・・・勢いで言ってしまった・・・)
そんな俺を見た凌はニヤニヤしながら俺のいやな予想どうりのことを言ってきた。
「じゃあ、今日が告白日でいいだろ?」
(ヤッパリな・・・)
「ハァ・・・しゃーねーな」
そう言いながら俺は凌の肩を持ち立ち上がった。
(俺は今日由良に告白するぞ!!・・・当たって砕けろだ)
「よしっ凌、紅桜の倉庫に乗り込むぞ!」
俺がそう言うと凌は立ち上がってあせりながらこう言った。
「えっ!?今から??・・・ちょ待てよ!!おい、直也!!!」
(何だお前、お前が告白の話を持ち出したんだろ!?)
「・・・どっちだよ・・・?」
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