騎龍 ～あなたを守る一匹の竜になる～

「へぇ・・・じゃあ旅館とかしてるのか？」
「はい、そうです！ぜひ京都に来たときはうちの旅館に泊まってください！！お母はんにも言っておきますんで！！」
「ありがと！近いうちに行くね～」
「おおきに～！ところでうちに手伝いできる事ありますか？？」
（あぁ、梓は私にそのことを言いにきたんやったな・・・）
「今は大丈夫！戦いに備えて休んどいて！！」
「分かった・・・」
そう言って梓は出て行った。


――――――。


「よしっ！これでC陣の作戦は終わった～」
そう言って私は部屋を出た。

「な、何があったんだ・・・」
そこには血を流した紅桜の仲間が居た。
「由良・・・」
美輝が私に話しかけてきた
「何だ美輝？」
「すまん・・・」
（何が？）
「しくじってしもーた・・・」
「何があったんだ？」