騎龍 ～あなたを守る一匹の竜になる～

「・・・よぉ？」
この声の主は神山 直也だ・・・
「『よぉ？』じゃねーよ！今俺と由良ちゃんはお取り込み中なんだから！！」
（お取り込み中だったの！？・・・そっかぁ！私今、告白されてる最中だったんだ・・・）
「・・・そうだったのか？凌、それは残念だったな（笑）」
「そーだよ・・・お前のせいでダメになったらどーするんだよ！？」
「そんなの決まってんだろ？」
（え、何なの？？）
「俺が由良に告るに決まってんだろーが！」
（えー！！！）
私は、直也の口から私への告白にビックリした。
だって、私も多分直也の事が好きだから・・・
「はいはい。でも答えを出すのは由良ちゃんだからな！って由良ちゃんどーしたの！？」
何故私を凌が心配しているかと言うと・・・
私の顔が多分赤かったからだと思う・・・
「大丈夫！！ってか2人とも私なんかに告白しに来たの？？」
私がそう言うと
「「当たりめーだろ！」」
2人の声がピッタリ合った。
「凌、真似すんなよ・・・」