騎龍 ~あなたを守る一匹の竜になる~
「おい由良!」
「なっ、何?」
(やばい、美輝が切れた?)
「お前、よくやったなぁ(泣)」
「へっ?」
(よくわかんな・・・)
「あーあ、美輝がすごい感動してる。」
(なるほど・・・。)
「もう美輝!由良が汚れるから泣くのをやめなさい!」
(よごれるって・・・(笑))
「大丈夫だよ優!・・・今日くらい。」
「・・・そう?ならいっか。」
少し笑いながら優が言った。

「すいません、総長。」
声がしたほうを見てみると、下っ端の1人がこっちを向いていた。
「総長、この秋月の総長どうするんですか?」

(ん?なんで私を見て言うんだろ??)
そう思っていると優が、私に教えてくれた。

「由良、あなたが今、紅桜の総長なのよ!!」
(あっ!そうだった。)
「優、ありがと!」

(う~ん、そうだな・・・)
「いいこと思いついた!!」
「何じゃ?」
「その人は、後で私が秋月の倉庫に送り届けるよ!!」
< 15 / 147 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop