騎龍 ~あなたを守る一匹の竜になる~
第1章 <何でもできた自分>
一匹オオカミ
<由良>
私は、桜ヶ丘高等学校に通っている佐々木 由良、16歳。
入試のテストで私は1位だったから、私は秀才の分類に入るらしい。
だけどそんな私は、ケンカが得意で、入学早々『流花』と呼ばれているチームの下っ端とやり合ってしまったんだよねっ!
この事件で私に目をつけた、紅桜22代目総長、山本 咲さんが、私を自分たちのチームに引きずり込んだんだ!!
そして1ヶ月が過ぎたころ、『秋月』とのやり合いがあった。
ガン――――――。
鉄パイプの音が鳴り響く音――――――。
ドスッ―――――。
拳が腹に入る音――――――。
「うぇっ!!」
嗚咽を出す人の声――――――。
カラーン――――――。
痛みに耐えきれず気を失い鉄パイプを落とす人――――――。
このようなことなどが行われているこの紅桜の倉庫には、総長の咲さん、紅桜の下っ端300人くらい、そして、副総長の私が秋月の約500人程度の人と、やり合っている。