騎龍 ~あなたを守る一匹の竜になる~
(何だこんな時間に・・・ケンカか??)
そんなことを思っていると・・・
バタッ――――――
(えっ!!倒れんの早っ!!)
「あれぇ~?なめた口利いてたけど、もう終わり??君の方が弱かったねぇ。佐々木 由良ちゃん!!」
聞き覚えのある声が聞こえてきたから見てみた。
(やっぱり琥珀か。・・・ってか、女!?)
どう見ても琥珀の連中らと1人の女の姿があった。
(あいつらアホだろ・・・。)
何故か、体が勝手に動いた。
「おい!」
「あぁ?・・・!!」
俺の方を見た琥珀の連中らは驚いた顔でこっちを見た。
「何だよ!神山 直也!!」
「いや、そいつ・・・」
「あぁ、佐々木 由良のことか?」
(そうそう、佐々木 由良だ。)
「あぁそうだ!!」
「お前知り合いか?」
(知り合いじゃないんだけど、知ってるんだよね。何でだろう。)
「おい神山、どっちなんだよ!!」
知り合いじゃないけど、俺はこう答えた。
「そうだ。」