騎龍 ~あなたを守る一匹の竜になる~
(いやいや、そっちがどーしたんだよ!?だって慣れてねぇ??俺のドスの聞いた声を普通に受け止めたんだぜ!?ってか、普通に受け止めやがって!!・・・あー、もう!!俺は聞くぞ、佐々木 由良が何者かを!!!)

「おい!」
「・・・何?」
「お前の正体って・・・」
「あぁ。私は紅桜の総長23代目、佐々木 由良だよ!!」
俺が言い終わる前に佐々木 由良が答えた。

って、えぇ!!!!!
(何言ってんだ??今の紅桜の総長は22代目、山本 咲だろ??)
「・・・??」
俺がまだ理解できてなかったか、わかっていないのかと判断したのか、佐々木 由良が話し始めた。

「紅桜って知ってる?」
(それは知ってる・・・。)
俺は首を縦に振った。
「なら、話しやすいね。」
「おぅ。」

「昨日、紅桜と秋月のケンカがあったんだ。・・・それで、咲さんが倒れたんだ。」
「えっ、じゃあどうなったんだ?」
「勝ったよ!・・・私が総長になって。」
「そっか。」
俺は、一安心した。
だが・・・
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