騎龍 ～あなたを守る一匹の竜になる～

（何なんだ？あの音は？）
「どうしたの？」
「そ、そういえば、おおおお前の呼び方、ど、どうしようかと思って！！！」
（ヤバイ！！めっちゃ噛んでしまった！！）
「え！私の呼び方！？」
（バレて、ない！！！）
「おぅ！」
「じゃあ、私のことは、由良って呼んでいいよ！！」
「じゃあ、由良って呼ぶわ！」


――――――。


しばらく話していて気づいた。
（そういえば、俺が神龍に所属していること話してねぇ！！どうすっかな・・・。）
俺が悩んでいると、由良が不思議そうに聞いてきた。
「どうしたの？なんかあった？」
「あんな、話してなかったことがあるんやけど、話してもいいか？」
「別にいいよ！」
「じゃあ話すわ・・・。」

俺は由良に神龍の総長であることを話し始めた。
「神龍って知ってるか？」
まずそれから聞き始めた。
「うん、知ってるよ！！強いところでしょ？」
（強いところなのか？まぁいっか。）
「あぁ、そうなんだ。・・・で、その神龍の総長が俺なんだ。」