騎龍 ~あなたを守る一匹の竜になる~
「由良ちゃんお風呂に入っておいで!!」
(確かにお風呂に入りたかった。って、)
「いいんですか!?」
私は思わず聞き返してしまった。
「いいわよ~。」
「じゃあ、お言葉に甘えて!!」
「着替えは置いておくから!・・・ちょっと、直也!!!由良ちゃんをお風呂場まで連れて行きなさい!!!」
「あぁ、はいはい・・・行くぞ!」
「うん!!」
そうして私は直也によってお風呂場に連れて行かれた。
――――――。
しばらく歩いていた。
(ってか、家広い!!!)
「・・・ら」
(まだつかないってどんな家なの!?)
「由良!!!」
「あービックリした!!!」
「えー。俺ずっと呼んでたのに・・・。」
どうやら直也は私のことをずっと呼んでいたらしい・・・。
「ごめんね?・・・で何??」
だって直也が呼ぶには理由があると思ったからだ。
「いや、風呂場に着いたって・・・。」
考え事をしていた私は気づかなかったらしい
「あ、本当だ。って広!!!」
私は思わず声に出していた。