騎龍 ~あなたを守る一匹の竜になる~


―――15分後―――


母さんがリビングに入ってきた。
「かわいくなった由良ちゃんの登場で~す!!」
そんなことを言う母さんがいた。
(由良は、もともとかわいいんだよ!!)
だけど、母さんの手によって由良はもっとかわいくなっていた。

「どう直也?・・・変?」
「つっ!!」
(変じゃねぇよ!!・・・むしろすげぇかわいく!!!それに、由良の綺麗さが残っている。)
母さんは明らかに腕を上げていた。
「・・・変なんだ。」
「違っ!!」
「そうよ由良ちゃん。直也は照れてるだけなんだから(笑)」
「・・・!!そうなの直也??」
(母さん後で殺す・・・。)
「あぁそうだよ!!おかしいかよ!!!」


シン――――――


「直也!!そんな口を女の子に向かって言わないの!!!」
母さんが俺をしかる。
(何なんだよ。あれは母さんが悪いだろ!!!)
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