騎龍 ~あなたを守る一匹の竜になる~
「直也~?・・・どうしたの!!顔が真っ赤だよ!!!」
(やっぱりバレた・・・)
「ただ熱いだけ。」
俺は重要なところを退け、正直に話した。
「そっかぁ。今日は今月で一番暑いもんね!!」
(こいつ何でも信じるのか??・・・でもバレずにすんだ。・・・バレルッテ何ガ??)
そう思いながら歩いていると目的地のゲーセンに着いた。

「由良?ついたぞ。」
「え!!こんなでかかったの!?」
すると由良はとびっきりの笑顔になって子供のようにはしゃぎ始めた。
「私ここに入ってみたかったんだよね!!」
「そうだったんか??」
由良は前、倉庫で下っ端の話を聞いていて知っていたみたいだった。
「うん!!」
「じゃあちょうどよかったなぁ(笑)」
すると由良がフニャっとした笑顔で俺に言ってきた。
「ありがとう!直也!!」


ドキッ――――――


まただ。
俺、心臓弱くなったのか?それとも由良にほれたのか!?
(こんな思い初めてだ・・・。)

「直也?行こうよ!!」
「お、おぅ!!」

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